米研ぎ笊 戻る お問合せ 目次1 米研ぎ笊2 片口笊・米とぎ笊3 丸笊・米研ぎ笊4 菊底・米研ぎ笊 米研ぎ笊言わずと知れたお米を炊く前に洗うための笊昔からどの家庭でも使われていた笊で、地域により、素材も形も多種多様にあります竹細工では、ここ、長野でも使われる形ですが西日本では、片口笊(各地方に方言名多種あり)や丸笊が使われ関東〜東北では網代底から立ち上げたカゴ状の米研ぎ笊が使われる地域が多いように思いますそんな幅広い形の米研ぎ笊から僕が制作している3種類をご紹介します 片口笊 丸笊・米研ぎ 菊底・米研ぎ 片口笊・米とぎ笊 (米あげいかき・いなりぐち・片口しょうけ)3合サイズ 305x255 片口笊は長野に育ち、九州で竹細工を取得した僕には米研ぎ笊と言えばこれ、というイメージが強い形です 特徴は、口が付いているので、洗った後に釜にお米を移すときに便利でお米が縁などに引っかからないという点と、笊目編みなので、スッキリした編み目でお米が詰まりにくいこと、など デメリットはボールや炊飯器の器の中などに水を溜めて洗う方が多いと思いますが、この笊は三角形の形の故に大きなボールやでもない限りその洗い方がしずらいことです 笊編みの米とぎ笊は、ひごの内側を山形にしっかりと面取りすることにより、水切れ促進とひごとひごの間に米粒が詰まってしまうことを防ぐように作られています。 縁と引き輪を結ぶのは、根曲竹、もしくは矢竹 丸笊・米研ぎ笊 サイズ3合サイズ 直径240 丸笊の米研ぎ笊は酒屋など大量のお米の水切りなどで使われていました家庭でもお餅つきなどで、2〜3升(1升=約1.8L;約1.5kg)を研ぐといった大型で使われるイメージがありますシンプルな形は強度が出ますので、重いお米を一斗(約18L:約15kg)水切りしたりするにはうってつけの形です。そんな大型なイメージだったのですが、この笊の利点は小さなサイズでも活かせるので家庭サイズも制作しています直径の小さな丸笊でもしっかりと容量を入れられて、ストレスなく洗えるように、右の写真のように米研ぎ用は深い形にしています。しかし、丸笊の場合、片口笊ではデメリットとなった小さなボールや器でも丸い形がピッタリとはまり、問題なく研げます。一方デメリットは、どうしても釜に注ぐとき、縁にお米が引っかかりやすいことです。というように片口笊とは正反対のメリットとデメリットのざるになります。 通常丸笊紹介ページはこちらをクリック→丸笊(漉し笊) 左、米研ぎ用;右、通常の深さ 菊底・米研ぎ笊 サイズ3合〜5合 直径210x高さ100 菊底タイプの米研ぎ笊関東、東北では、網代底という編み方で制作されていることが多いですが、同じような形を菊底で再現した形になります。こちらは見た目通りに、ボールや器にすっぽりと入り、水を溜めて洗うには文句なしの形ですデメリットは丸ざると同じく縁にお米が残りやすいことにあります。もう一つ、笊形の米研ぎざると違う点は、ひごの面取りです。笊の場合は内側になる竹の肉側を山形にしっかりと面取りしていますが、こちらは編み方により、どうしても面取りは最低限しかできない形状になります。(だからといって問題はないすが、、)使い勝手はそれぞれ特有なものがあるので、3種類制作しています。 米研ぎ笊は昔から使われていた、生活に欠かせない道具でした ステンレスやプラスチックができたことにより 値段が高く、手入れも、放置しておくとカビてしまう可能性のある 竹笊は使われることが少なくなりましたが 一方、竹笊ならではの 笊の強度や修理できること、素材の安全性や環境負荷がかからないこと そして何より、そんな竹笊を使うことが気持ち良いということと案外使いやすいこと 竹笊で研いだお米は美味しいと言われていること 水切れ?適度な竹の柔軟性?竹の繊維の不思議?糠の落ちやすさ? 何がどれだけ効力を発揮しているのかはわかりませんが 一つ一つが重なり合っていることは確かで、それが美味しいということにつながることも確かです。 戻る お問合せ